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STEPN 日本上陸!参加者どんどん増えているのはなぜ?

STEPN のスニーカー ロゴ

NFT(非代替性トークン)と呼ばれるスニーカーを履いて、歩いたり走ったりするだけで仮想通貨(GSTやGMT)が得られるアプリが「STEPN(ステップン)」です。

ムーブ・トゥ・アーン(体を動かして稼ぐ)というコンセプトを具体化したこのアプリは、わずか数カ月の間に数百万人のユーザーを獲得しました。

日本語版はまだリリースされていないものの、日本でも爆発的に利用者が増えています。

STEPNの共同創業者のYawn Rongは次のように述べています。

「私たちは、人々の行動を変えるためにインセンティブを与えようと思った。このアプリは、Web3テクノロジーの利点をスポーツ愛好家たちと共有するためのツールだ」

 

新規のユーザーはまず、STEPNのアプリをダウンロードし、仮想通貨をアプリに入金、スニーカーのNFTを購入することになります。

【画像で簡単】STEPN(ステップン)の登録方法 | SolanaとBNBの違いも解説 | STEPNを日本語に翻訳して解説 - すてぷそ

 

その後は、ウォーキングやランニングをするたびに、アプリ内のGPSがユーザーの移動距離を測定して、スニーカーのスペックや、所有数に応じた仮想通貨が付与される。

 

Rongによると、STEPN のユーザーは10分間の活動で約25ドルを稼ぐこが可能で、1日に4,500ドルを稼ぐユーザーも珍しくはないといいます。

ただし、ゲームに必要なスニーカーの価格は、Solanaと呼ばれるブロックチェーンベースの暗号通貨「SOL」の値動きに応じて変動し、現状で1000ドル以上の投資が必要になっています。

www.stepn.homes

ユーザー数のさらなる拡大を目指すSTEPNは、今後の数カ月で、スニーカーのレンタル機能を導入し、新規のユーザーが別の人からスニーカーを借りてゲームに参加する仕組みを整えようとしています。

昨年12月に始動したこのゲームは日本やアメリカ、フランス、英国などを中心に人気を博し、初期投資のハードルの高さにもかかわらず、月間230万人のアクティブユーザーを獲得し、それは増え続けています。

 

運営元は、NFTの取引手数料として6%を徴収しており、昨年の第4四半期の利益は2,600万ドル(約34億円)に達しました。

一部のアナリストは同社の評価額を10億ドル以上と試算しています。

しかし、Rongと共同創業者のJerry Huangは、この成功に満足しておらず、STEPNのソーシャル機能を拡充することや、暗号通貨の利用経験を持たない人向けの機能を追加して、彼らをWeb3スペースに引き込むことを計画しているとのことです。

 

STEPNの人気には、伝統的なスポーツ関連企業も注目している。

大手スポーツメーカーのASICS(アシックス)は4月にSTEPN(ステップン)とのコラボを発表し、アプリ上で限定バージョンのスニーカーをリリースしました。

ASICSのビジネス開発責任者のジョー・ペースは声明で、「STEPNとの長期的なコラボを通じ、世界中の何百万人もの人々を健康にできると信じている」と語りました。

なお、アシックスのNFTは、2022年5月現在数百万円で取引されています。

www.delinavi.net