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Waymo(ウェイモ)とはなにか。Uber(ウーバー)による自動運転車のサービスをアリゾナ州フェニックスで開始!

当記事には、ユーザーファーストの観点から当サイトが選別した広告が含まれます。

WaymoとUberで自動運転車サービスを開始

こんにちは、モビリティサービスの特化サイト「デリナビ!」の管理人じぇいぴーです。

Waymo(ウェイモ)とUber(ウーバー)が自動運転車サービスを開始したことで、にわかにWaymoが注目を浴びています。

ウェイモ(英: Waymo)とは、「Alphabet(Googleの持株会社)」傘下の自動運転車開発企業です。
2016年12月13日にGoogleの自動運転車開発部門が分社化して誕生しました。
2023年5月23日、Waymoの公式ブログにて、WaymoとUberが2023年後半にパートナーシップ提携を予定していることが発表されました。
2023年10月23日、Uberアプリを通じてWaymoの自動運転車をリクエストできるようになりました。

この記事を要約すると
  • 2023年5月23日、UberとWaymoは長期的な業務提携を発表
  • 2023年10月26日よりアリゾナ州のフェニックスでUber×Waymoによる自動運転車サービスが開始

  • 「乗車設定」からオプトイン(意思表示)することで、自動運転車とマッチングされやすくなる

WaymoとUberが業務提携を発表

2023年5月23日、UberはAlphabet傘下の自動運転車開発会社であるWaymoとの長期的な提携を発表しました。

このパートナーシップにより、フェニックス地区でのUberの乗車とUber Eatsサービスに「Waymo」の自動運転車が導入されます。

既にフェニックス、サンフランシスコ、そしてロサンゼルスでサービスを提供しているWaymo Oneアプリを通じても、引き続き車両をリクエストすることができます。

Uberユーザーは、Uberアプリを通じてWaymoの自動運転車をリクエストできるようになります。

現在、Waymoはフェニックスとサンフランシスコで月間約4万回のライドを提供しており、最近ロサンゼルスにもサービスを拡大し、オースティンにも進出を計画しています。

一方でUberは、毎月約1億3000万の人々にサービスを提供しています。

過去、Uberは自社の自動運転車事業「Uber ATG」を立ち上げていましたが、2020年には約420億円の損失を記録し、高額なコストがかかることが明らかになりました。

また、一度は歩行者事故で潜在的なリスクも露呈しました。その後、Uber ATGはスタートアップのAurora Innovationに5500億円で売却し、さらに550億円を投資しました。

UberのCEO、ダラ・コスロシャヒは、完全自動運転はもうすぐ日常の一部になると強調しています。

 

なお、2017年には、「Waymo」はUberに対して企業秘密の盗用で訴訟を起こしました。これは、Uberが860億円で買収したOttomottoの創設者であり、元Waymoエンジニアであるアンソニー・レヴァンドウスキーを巡るものでした。

Waymoは、彼が1万4000以上の機密ファイルを盗んでOttomottoを設立したと主張しました。最終的に2018年に和解が成立し、UberはWaymoに340億円相当の株式を支払いました。

米Uber、フェニックスでWaymoによる自動運転車のサービスを開始 

Waymoの車両

2023年10月26日から、アリゾナ州の州都であるフェニックスのユーザーが、Uberアプリで乗車をリクエストすると、Waymoの自動運転車に乗車できる可能性があります。

ユーザーがWaymoの車両とマッチングされた場合、人の手による運転ではなく、自動運転の技術を体験できます。

このパートナーシップ提携により、Waymoの完全自動運転車を利用した配車・配送サービスが、UberおよびUber Eatsのアプリ上から利用可能となることが明らかになりました。

Uberユーザーは、空いているWaymoの自動運転タクシーをアプリから手軽にリクエストし、配車および配達に利用できます。

配車・配達に利用されるWaymoの自動運転車は、Uber用に新たに開発されたものではなく、既存の車両が割り当てられます。

利用可能な条件

2023年10月26日(US)より、次の条件を満たすと自動運転車とマッチングされる可能性があります。

  • メトロフェニックスにお住まいのユーザー
  • UberX、Uber Green、Uber Comfort、Uber Comfort Electricを選択
  • ルートがWaymoのサービスエリアに含まれている
  • 専用のWaymo車両が利用可能な状態にある

使い方

Waymoの車両

​Uberアプリの「設定」にある「乗車設定」からオプトイン(意思表示)することで、自動運転車とマッチングされやすくなります。

Waymo車両を配車する際は、ユーザーに「他の車両を探す」という選択肢が提示されます。

Waymo車両が到着次第、ユーザーは車両のロックを解除して出発できます。

万が一、サポートが必要な場合には、いつでもUberアプリやWaymo車内から24時間年中無休のカスタマーサポートに連絡することができます。

今後の展開

​Uberは、2040年までにゼロエミッションのモビリティプラットフォームを目指しており、Waymoの全電気自動車「ジャガーI-PACE」など、電気自動車とのマッチングを通じて、環境にやさしい交通手段を提供することを表明しています。

2023年10月に、Uberプラットフォームに安全で信頼性の高い自動運転技術を導入する大切なスタートを切りました。

今後も人間のドライバーと自動運転車の両方が、ハイブリッドなグローバルネットワークを形成し、共に成長していくこと目指しています。

日本におけるライドシェア

日本においては、フードデリバリーではUber Eats、Wolt、出前館、menu が、タクシーアプリでは、Uber、DiDi、GO、S.RIDEなど参入していますが、ライドシェアはまだ議論の入り口に入ったばかりです。