みなさん、こんにちはモビリティ・サービス専門サイト「モビリティ・ジャパン」のじぇいぴーです。
今回は、2024年4月、日本で一部条件付きで解禁されるライドシェアについて、配車アプリの各社(GO,Uber,DiDi,S.RIDE)の現状での取り組みについて共有させていただきます。
目次
GO
取り組み状況
2024年1月26日、GO株式会社が運営する求人サイト『GOジョブ』を通じて、「日本型ライドシェア」※1の担い手となるドライバー(以下、ライドシェアドライバー)からのプレエントリー受付を本日から開始することを発表しました。
※1 「日本型ライドシェア」は、道路運送法第78条第3号に基づき、タクシー事業者が新たな仕組みに基づき実施する「自家用有償旅客運送」を指します。
また、GO株式会社では、道路運送法第78条第2号に基づく「自家用有償旅客運送」制度を活用した輸送サービスの提供支援も予定しています。
GO株式会社は、タクシー業界においてNo.1の地位を誇る企業であり、今回の取り組みはその地位を活かし、ライドシェアドライバーの採用支援サービスを提供していく計画です。
採用支援が本格化する前に、東京都、神奈川県、京都府においてライドシェアドライバーとしての勤務を希望する方の「プレエントリー受付ページ」が『GOジョブ』内に公開されました。
各タクシー事業者による具体的な採用募集が始まると、プレエントリーいただいた方に求人のご案内が行われます。
[ライドシェアドライバーのプレエントリー受付ページはこちら]
プレエントリー方法
プレエントリー方法は超簡単です。
氏名、電話番号、メールアドレスを入力して送信するだけです。
自家用車がなくても大丈夫です!
雇用形態
パートタイム
勤務地
東京23区、横浜市、川崎市、京都市
※ 詳細な募集要項は各タクシー事業者の求人内容により決まります。
専用窓口(問い合わせ先)
GO社は、日本型ライドシェアの導入に向け、協力するタクシー事業者を支援する取り組みをスタートしました。
2024年1月12日より、日本型ライドシェアに関する専用の相談窓口を開設し、導入に関するニーズに柔軟に対応します。
この窓口では、タクシー事業者や自治体からの相談を歓迎しており、具体的な要望に応じて対話を重ねながら進めていきます。
導入支援の詳細内容は以下の通りです。
- ドライバー向けアプリの開発・提供:ライドシェアドライバーがスムーズに活動できるためのアプリの開発・提供を行います。
- タクシー事業者/自治体向け管理システムの開発・提供: タクシー事業者や自治体に適した管理システムの開発・提供を行います。
- ドライブレコーダー等の機器類の提供:安全性向上のために必要な機器類の提供をサポートします。
- ライドシェアドライバー採用支援:ライドシェアドライバーの採用に関するサポート
今後も、公表されるガイドラインや制度に対応するため、関連する情報提供やガイダンスを行ない、導入検討のスムーズな進行をサポートしていきます。
GO社は、導入支援の準備を進めつつ、関係者との協力を通じて実際の導入を円滑に進めるための準備を進行中です。
ライドシェアドライバーになる方法
項目 | 概要 |
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サイト名 | GOジョブ https://gojob.go.goinc.jp |
紹介求人 |
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など |
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登録後の流れ | 電話/LINE/サイトからお申し込み後、最短翌日の面接。 |
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会社概要
項目 | 内容 |
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社名 | GO株式会社(英語表記:GO Inc.) |
所在地 | 〒106-0041 東京都港区麻布台1丁目3-1麻布台ヒルズ森JPタワー 23F |
設立 | 1977年8月 |
事業内容 | タクシー事業者等に向けた配車システム提供などモビリティ関連事業 |
・タクシーアプリ『GO』 https://go.goinc.jp/ | |
・法人向けサービス『GO BUSINESS』 https://go.goinc.jp/business/ | |
・交通事故削減支援サービス『DRIVE CHART』 https://drive-chart.com/ | |
・脱炭素サービス『GX(グリーントランスフォーメーション)』 https://go-gx.com/ | |
・ドライバー求人サイト『GOジョブ』 https://gojob.go.goinc.jp | |
子会社 | ・株式会社IRIS https://www.tokyo-prime.jp/ |
・愛のタクシーチケット株式会社 https://ai-ticke.jp/ | |
サイト | ・コーポレートサイト https://goinc.jp/ |
・採用サイト https://goinc.jp/career/ |
Uber
取り組み状況
Uber Japanが、タクシー会社による自家用車・ドライバーを活用した「タクシー会社によるライドシェア」の導入支援を2024年4月から開始することを発表しました。
この新しいサービスは、地域の自家用車とドライバーを結びつけ、特に移動の足が不足する地域や時間帯において、運送サービスを提供する仕組みです。
同社は、全国のタクシー会社がこのサービスの導入を希望する場合に、4月から協議を開始する予定です。
Uber Japanは「日本版ライドシェア」と呼ばれるこの新しい取り組みにおいて、複数の提携タクシー会社と協力し、Uberアプリを活用した「タクシー会社によるライドシェア」の導入支援を行い、全国展開を目指し、地域社会における移動手段の向上を目指します。
この「タクシー会社によるライドシェア」サービスは、他国のライドシェアサービスと異なり、「タクシー事業の一環として運送サービスを提供する」形態を採用しています。
運行管理や配車などはタクシー会社が担当し、タクシー事業者が全体の責任を持つ形でサービスが提供されます。
Uber Japanは、グローバルで展開するUber Technologiesの経験とテクノロジー、安全対策などを活かしながら、提携するタクシー会社がモビリティサービスを提供できるよう支援します。
具体的なサービス内容については、国土交通省の今後の通達内容を踏まえ、提携各社との協議を通じて決定される予定です。
Uber Japanは、新たなモビリティサービスの展開により、日本の交通環境の向上に貢献していく方針です。
会社概要
項目 | 概要 |
---|---|
会社名 | Uber Japan 株式会社 |
URL | 会社概要 |
業種 | 情報通信 |
本社所在地 | 港区六本木1-9-10アークヒルズ仙石山森タワー31F |
代表者名 | 山中志郎 |
市場 | 未上場 |
DiDi
取り組み状況
DiDiモビリティジャパン株式会社が、「タクシー事業者運行主体でのライドシェア」の導入開始に向け、乗客向けアプリの開発やドライバー向けアプリの開発、タクシー事業者様向けのプロダクト開発などの支援を4月から開始することを発表しました。
本取り組みにおいて、当社は世界15カ国で培ったサービス提供の経験を基に、日本向けに最適なプロダクトを開発し、タクシー業界と日本の交通課題の解決に貢献していく意向です。
同時にライドシェアドライバーの募集を開始しました。
タクシー事業者向けの専用窓口(問い合わせ先)
会社概要
項目 | 概要 |
---|---|
URL | https://didimobility.co.jp/ |
業種 | サービス業 |
本社所在地 | 東京都中央区晴海 3-10-1 |
代表者名 | Stephen Zhu |
設立 | 2018年6月 |
市場 | 未上場 |
DiDiは、タクシー配車アプリで、目的地と乗車地点を入力すると指定の場所に平均5分1でタクシーが到着します。全国15都道府県2でサービスを展開しており、タクシーに「乗りたい」と「乗せたい」をアプリでマッチングし、タクシー配車の最適化を実現しています。
利用者は簡単な3ステップでタクシーを呼ぶことができ、事前に目的地を入力することでアプリがルートを自動設定します。
また、キャッシュレス決済が可能なので、車内での煩わしい現金のやりとりは不要です。DiDiは利用者の不満や不安を解消し、安心してタクシーをご利用いただけるようサービスを展開しています。
*1 配車決定から指定の場所へ提携車両のお迎え時間(2023年1-12月の全国平均)、5分を超える/配車できない場合があります。
*2 対応エリアの詳細はこちらをご確認ください。
S.RIDE
2024年4月4日、S.RIDE株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:橋本洋平、以下S.RIDE) は、国際自動車株式会社および大和自動車交通株式会社による自家用車活用事業(以下、ライドシェア)の運行車両への配車を、東京23 区および武蔵野市、三鷹市にて4月中に開始し、順次拡大していくことを発表しました。
会社概要
項目 | 概要 |
---|---|
会 社 名 | S.RIDE株式会社 |
住 所 | 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター5階 |
設 立 | 2018 年 5 月 31 日 |
代 表 者 | 橋本 洋平 |
事 業 内 容 | タクシーアプリ「S.RIDE」の提供およびタクシー事業者等に向けた配車ソフトウェア・システム他の企画・開発・サービス提供 |
URL | https://www.sride.jp/jp/ |